ナノインデンターは、圧子を試料表面に対して垂直に押し込んだ際の荷重と変位（数nm）の関係から、各種材料における極表面の機械特性（硬さ・弾性率など）を評価する機器です。薄膜（DLC、めっき、硬質皮膜など）やフィルム材料（機能性樹脂膜、表面改質膜など）の硬さ測定などのほか、圧子が測定面を垂直に押し込めるように試料を固定できる場合※は、微小な製品の硬さなども測定できます。
※測定可能な試料は最大寸法「厚さ10mm、直径50mm」で、試料の固定には
　専用の治具や試料台が必要となる場合があります。

　今回の研修では、ナノインデンターの基本原理や各種材料（金属、薄膜、高分子など）の評価事例を講義で学び、その測定・解析方法を実習により習得していただきます。
　本研修の趣旨を御理解の上、是非、御参加くださいますよう御案内申し上げます。

栃木県産業技術センター　材料技術部　無機材料研究室　湯澤、石田
〒321-3226　宇都宮市ゆいの杜1-5-20
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